エンゲージメントナビ(調査 & 課題形成ワークショップ)
組織や人材を強化するためには「あるべき姿」を描き、「現状を把握」することが重要です。
組織や人材を可視化し、強化のためのシナリオを描きます。
概要
多様なバックグラウンドを持つ人材が集まり、世の中の絶え間ない革新にスピーディかつ柔軟に変化していくことが不可欠となっている昨今の組織において、従来的なモチベーション向上策を打ち出すだけでは組織の力を高め新しい価値を生み続けることが難しくなっています。将来にわたって高い競争力を発揮し続けるために、従業員と事業成長との相乗効果が発揮されている状態、つまりエンゲージメントの高い状態へと個と組織が変わっていくことが求められています。
パーソルラーニングの「エンゲージメントナビ」は、調査とワークショップによって組織自らの意思決定と変革行動を導き、求心力が高く成果を上げ続ける組織作りを強力に支援するツールです。
- ご支援の流れトップインタビューから現場展開に向けた効果的なアクションプラン策定まで一連のステップを通じて調査結果活用の効果の最大化を実現していきます。
特徴
- 事前のトップインタビューによって、焦点を絞った課題へのアプローチが可能となります。
- エンゲージメントに影響を及ぼす6つの背景要因と、業績につながる行動発揮の状態が明確になります。
- 客観的データをもとに組織長(部課長層)が各現場に即した課題解決の意思決定を行うプロセスを経るため、実行度の高い取り組みが期待できます。
- 業績・リテンションとの関係弊社の調査の結果、「役割を超えた貢献や組織の戦略遂行上有効なことについて自ら学ぶ行動」と、「組織がさらに高い成果の創出を促すための支援行動」が発揮されていること、および組織への帰属意識や、組織に貢献したいという意識が業績と関係があることが分かりました。また組織への帰属意識と貢献意識はリテンションに影響を及ぼしていることが確認されています。
レポートの形態
- エンゲージメントの状態や影響を与えている要因、行動発揮レベルがスコア化され、直感的に理解しやすいレポート
- 属性別比較によって、違いや特性が把握できるため、それぞれに最適な施策を検討することが可能
活用方法
- 変革をリードしていく立場の人たちの間で人と組織の現状の課題に対する共通認識が形成され、同じ方向を向いて議論することができます。
- 定期的な導入によって、固定化しがちな社内の内的視点に外的かつ客観的なインパクトを加えることになり、組織変革への加速をもたらす推進力になります。
※エンゲージメントに加え、特定のテーマ※を取り上げて標準準設問に追加をするカスタマイズ対応も可能です。お気軽にご相談ください。
- ※テーマ例働き方改革、戦略遂行レベル、コンプライアンス、ダイバーシティなど
プログラム監修

監修 坂本 雅明氏
桜美林大学ビジネスマネジメント学群 准教授(経営戦略・事業変革)
東京都立大学 大学院ビジネススクール 非常勤講師(戦略経営)
一橋大学MBA、東京工業大学博士(技術経営)。NEC、NEC総研、パーソルラーニングを経て現職。事業変革の要は人・組織だという考えのもと、戦略実行力や自己変革、組織間連携などをテーマに数多くの定量研究を行う。主要著書に『戦略の実行とミドルのマネジメント』、『事業戦略策定ガイドブック』、『事業戦略実行ガイドブック』。パーソルラーニングにて10年間にわたり人材開発白書を担当。
【監修に寄せて】
エンゲージメントとは、所属する会社や製品・サービスに対する愛着のことです。そしてその愛着度を測定する手段がエンゲージメントサーベイであり、従業員の立場に立った診断ツールが多く見られます。
しかし「エンゲージメントナビ」のコンセプトは少し異なります。本ツールが重視するものは、従業員の具体的な行動です。愛着が高まるだけでは会社の業績は向上しません。自分の仕事に対する情熱が高まり、会社に貢献しうる具体的な行動につながらなければなりません。「エンゲージメントナビ」は、どの種の貢献行動がどの種のエンゲージメントに強くもたらされるのかという分析を通じて開発されました。そういう意味では経営の立場に立った診断ツールであり、経営者に対して業績向上のヒントを提示することを目的としています。
本ツールの原型は、富士フイルム様とともに開発されました。短期間での事業変革を見事に成し遂げた同社の経営思想が組み込まれたこの診断ツールをご活用いただき、社員のエンゲージメント向上と企業の業績向上を一体的に取り組まれることを願います。